2026年10月10日(土)、埼玉県大宮におきまして「第6回神経消化器病セミナー」を開催させていただく運びとなりました。昨年に続き東京を離れての開催となり、本会も節目となる6回目を迎えます。日頃より神経消化器病学の発展にご尽力いただいております会員の先生方のお力添えの賜物であり、このような機会を拝命できますことを大変光栄に存じますとともに、改めて身の引き締まる思いでおります。
神経消化器病学は、消化管の運動・知覚機能に加え、ストレス応答、心理社会的因子、脳腸相関、自律神経・内分泌系の調節など、多層的な領域を包含する分野です。近年、機能性消化管疾患の病態解明や診療技術が大きく進展し、基礎研究から臨床現場に至るまで国際的にも注目度が高まっています。一方で、その奥行きの深さゆえに「どこから学び、どう臨床に活かすべきか」が分かりにくいとの声も少なくありません。
本セミナーでは、こうした課題に真正面から向き合い、“明日の診療に直結する! 神経消化器病学の最新トピックスと診療のコツ”をメインテーマといたしました。基礎概念の再整理から、診断・検査の実践、最新エビデンスに基づく治療戦略まで、神経消化器病学の全体像を「臨床家の視点」で俯瞰できる構成としております。
特に今回は、機能性ディスペプシアや IBS をはじめ、食道運動障害、慢性便秘症、胃食道逆流症など、日常診療で遭遇する頻度の高い領域を幅広く取り上げました。第一線でご活躍の先生方にご講演をお願いしており、初学者の先生には分かりやすい導入として、すでに実臨床に携わっておられる先生にはアップデートの機会として、幅広いニーズにお応えできる内容になっております。また、セミナー終了後には認定医講習会ならびに認定医試験も併せて実施されますので、多くの先生方にご参加いただければ幸甚です。
当日は活発な議論を通じて、神経消化器病学の魅力を再認識いただける有意義な1日となりますことを心より祈念し、挨拶とさせていただきます。
最後になりましたが、企画段階より多大なるご協力を賜りました学術委員の先生方をはじめ、本セミナーの趣旨にご賛同いただきました協賛・協力企業の皆様、学会事務局関係各位、そして当日の運営に携わるスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。
第6回日本神経消化器病学会セミナー
会長 富田 寿彦
兵庫医科大学医学部 健康医療学/消化器内科学